金剛山の雪景色|千早赤阪村
金剛山(こんごうさん、こんごうざん)は、大阪府南河内郡千早赤阪村と奈良県御所市との境目にある山岳。金剛生駒紀泉国定公園に指定されています。
日本経済新聞がYAMAPを使用して集計した「2023年に登頂回数が多かった山」ランキングでは、高尾山に次ぐ全国2位を記録。年間約50万人が登頂する人気の山です。所要時間は、最もメジャーな千早本道の上りで1時間30分~2時間程度かかります。
四季折々さまざまな景観を楽しむことができ、冬には雪景色も見られます。
このページでは冬の金剛山について紹介します。写真もたくさん掲載しているので、ぜひご覧ください。
金剛山の霧氷|ベストシーズン・おすすめの間帯

金剛山の冬の最大の見どころは、幻想的な樹氷・霧氷です。これらは以下の条件が揃ったときに発生します。
- 気温が氷点下になること
- 湿度が高いこと(過冷却水滴が発生)
- 寒波が訪れた直後
- 前日から当日にかけて冷え込む天候

12月中旬〜3月頃が金剛山の積雪期です。特に1月から2月が最も雪が多く、樹氷・霧氷の絶好の時期となります。見頃の時期は以下のとおりです。
- ベストシーズン:1月〜2月
- 期待できる期間:12月〜3月
- 最も条件が揃う:寒波通過後の晴天または曇天の日
訪れるなら午前中の早い時間帯がおすすめです。樹氷は気温が上がると溶けてしまうため、朝一番のバスで向かい、9時半頃に登山口をスタートすれば美しい樹氷に出会える可能性が高まります。
冬の金剛山の撮影スポットと作例
冬の金剛山で撮影した写真を紹介します。千早本道を往復したので、その範囲での作例です。
登山道(千早本道)






山頂広場・大阪平野の眺望






転法輪寺


葛木神社




雪山撮影の設定
よく言われている、雪山での撮影の際におすすめの設定は以下の通りです。
- 露出補正:雪はカメラが「明るい」と判断して暗く写りがちなので、プラス補正(+1.0〜+2.0)にする。
- ホワイトバランス:青みを強調したいなら「電球・白熱灯」寄り、暖かさを出したいなら「曇天」など。
実際に撮影する際には、ファインダー・モニターでの見え方やヒストグラム等を確認のうえ、設定を決めてください。
金剛山の冬季登山の必須装備
金剛山の冬期登山と撮影で必要な装備を紹介します。
以下の分類で紹介します。
- チェーンスパイクまたはアイゼン
- 服装
- 撮影機材
それぞれ詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
チェーンスパイクまたはアイゼン
冬の金剛山では、チェーンスパイクまたはアイゼンが必須です。凍結した登山道でスリップし、転倒・滑落する危険があります。
アイゼンは本格的な雪山で使う爪が長く鋭い金属製の登山具。チェーンスパイクは低山や凍結路面で使う爪が短く軽量で汎用性の高い簡易的な滑り止めです。必ずどちらかを用意してください。
チェーンスパイクと軽アイゼンの主な違いは以下のとおりです。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| チェーンスパイク | ・装着が簡単 ・靴を選ばない ・普段と同じ歩き方でOK ・軽量 | ・深い雪には不向き ・一部パーツがゴム製で劣化が早い |
| アイゼン | ・爪が長く、斜面や深い雪でグリップ力が高い ・耐久性が高い | ・歩き方にコツが必要 ・製品や靴によっては装着できない場合がある |
アイゼンは製品によって爪の数が異なり、4~14本まで幅があります。本格的な雪山登山であれば、10~14本爪のアイゼンが必要ですが、金剛山の初心者向けルートであれば、4~6本爪の軽アイゼンで十分です。
なお、Amazonなどで人気のチェーンスパイクと軽アイゼンは以下のとおりです。
▼チェーンスパイク
▼アイゼン(6本爪)
ちなみに管理人は、モンベルのチェーンスパイクで登りました。
服装
冬の登山の服装は、レイヤリング(重ね着)が基本です。体温や行動中・休憩中などの状態に合わせて、服を脱いだり着たりして、調整します。
例えば、以下のような形です。
- ベースレイヤー(肌着):汗を逃がす速乾素材(化繊 or ウール)。綿やヒートテックは汗冷えするので避ける。
- ミドルレイヤー(保温):フリースや薄手ダウンなどで体温を確保。行動中は暑くなりやすいので“脱ぎ着しやすい”厚みのものが便利。
- アウター(防風・防水):風と雪を止めるシェル(ハードシェル等)。中の層を濡らさないのが重要。
- 下半身:タイツ+冬用パンツ。必要なら防水・防風・防寒用のオーバーパンツも着用
- 小物が重要:手袋(予備も)、ニット帽/バラクラバ、ネックゲイター、厚手ソックス、ゲイター。
- 足元:冬靴+滑り止め(アイゼン、チェーンスパイクなど)。
- バッグ:両手があくザック(リュック)を使用。レインカバーもあるとなお良し。
アウターのシェルやオーバーパンツは、レインウェアで代用してもOKです。管理人は、モンベルのレインウェア(レインダンサー)で代用しています。
コツは「歩き始めは少し寒い」くらいでスタートして、暑くなったら早めに脱ぐ ことです。
雪山登山の装備について、さらに詳しく知りたい場合は、「モンベルの登山装備ガイド 雪山編」をご確認ください。
撮影機材
金剛山におすすめの撮影機材を紹介します。普段使用しているカメラとレンズで問題ないかと思いますが、参考までにご覧ください。
- カメラボディ:普段のメイン機でOK(防塵防滴だと安心)
- レンズ:
- 標準ズームレンズ:風景撮影はこの1本で対応可能
- 望遠ズームレンズ:野鳥や遠景を狙うなら用意
- 高倍率ズームレンズ:風景から野鳥まで1本で済ませたいならこれ
次にアクセサリー類です。最初の予備バッテリー以外は、あれば用意する程度でよいかと思います。
- 予備バッテリー:寒い日は電池が減りやすいので、予備を内ポケットで温めてローテ推奨。
- カメラ用レインカバー:雨や雪からカメラを守る。穴をあけたビニール袋などで代用するのも可。
- ピークデザインのキャプチャー:ザックのショルダーに固定。登山道で素早く撮影したい場合に便利
ちなみに管理人は、予備バッテリーくらいしか持っていっていません。
金剛山へのアクセス・駐車場情報
金剛山の登山口は、複数あります。ここでは、最もメジャーな「千早本道ルート」と「伏見峠ルート」への公共交通機関でのアクセスと駐車場を紹介します。
公共交通機関|バスを利用
金剛山の千早本道ルートと伏見峠ルートにバスでアクセスする方法は以下の2とおりです。
- 南海高野線「河内長野」駅から 南海バス「金剛山ロープウェイ前」行きに乗車
→「金剛登山口」または終点下車 - 近鉄長野線「富田林駅」からコミュニティバス(千早線)「千早赤阪村立中学校前行き」に乗車
→千早赤阪村立中学校前で村コミュニティバス「金剛登山口」行きに乗り換え
千早本道ルートで登る場合は「金剛登山口」、伏見峠ルートで登る場合は「金剛山ロープウェイ前」で下車しましょう。
多くの方は、河内長野駅からアクセスするのがおすすめ。バスを乗り継ぐ必要がないので、楽ちんです。
また、南海電車を使う場合は「金剛山ハイキングきっぷ」を利用するとお得です。きっぷの内容は以下のとおり。
- 電車割引往復乗車券:南海電鉄 発売駅⇔河内長野駅
- バス割引往復乗車券 :南海バス 河内長野駅前⇔金剛山(登山口またはロープウェイ前)
- 河内長野駅周辺の飲食・施設特典
詳細は、南海電鉄公式サイトをご確認ください。
大阪府立金剛登山道駐車場
千早本道ルートから登る場合は「大阪府立金剛登山道駐車場」を利用しましょう。
駐車場の概要は以下の通りです。
| 営業時間 | 6時~21時 |
| 収容台数 | 151台 |
| 料金 | 普通自動車 1日600円 |
金剛山の基本情報
| 住所 | 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早(山頂付近は奈良県) |
| 時間 | – |
| 休日 | – |
| 料金 | – |
| 公式サイト | 千早赤阪村公式ホームページ |
| アクセス | 南海高野線「河内長野」駅から 南海バス「金剛山ロープウェイ前」行き乗車 →「金剛登山口」または終点下車 |
| 駐車場 | 大阪府立金剛登山道駐車場 6時~21時 / 151台 / 普通自動車 1日600円 |




