岩湧山|河内長野市

岩湧山は金剛生駒紀泉国定公園内のある標高897.7mの山です。新日本百名山の1つに選定されている名山で、山頂からは大阪平野から大阪湾、遠くは六甲山系までを望めます。
岩湧山は、奈良県香芝市の屯鶴峯から大阪府和泉市の槇尾山までを結ぶ「ダイヤモンドトレール」の一部で、ハイカーにも人気。比較的登山道が整備されているため、初心者も気軽にチャレンジできます。
被写体としては、山頂に広がるススキが有名です。夏には青々としたススキが、秋には穂を広げたススキが山頂を埋め尽くします。とくに秋の夕方、黄金色に染まったススキが、風で波打つ様子は絶景と言えるでしょう。
岩湧山のススキ

見頃時期:9月下旬~11月上旬
岩湧山でススキが群生しているのは、山頂付近。正確な数はわかりませんが、あたり一面をススキが埋め尽くしており、見頃時期はまさに絶景です。
ススキの見頃は例年9月下旬~11月上旬頃。約1ヶ月の長期間にわたって、見頃を楽しめます。この記事の写真は2023年11月頭に撮影したもので、ほとんどのススキが穂を広げた様子を山頂で撮影できました。

山頂にはテーブルやベンチがあるので、ゆっくり休憩できます。管理人が登った日は、ハイカーのグールプがバーナーなどを使ってコーヒを作り、ゆっくりと談笑していました。

また、岩湧山からの眺望も被写体として魅力です。
ススキを前景に大阪平野を見渡す景色を撮影できます。夕焼けを撮るなら、あわせて夜景を狙ってみるのもいいかもしれません。管理人は暗い登山道が怖くて、急いで下山しましたが……。
ただし、三脚を使うのであれば、それなりに高さが必要だと思います。身長170cmちょいの管理人のアイレベルでは、ススキが邪魔で大阪平野がちゃんと見られない場所がほとんどでした。1~2ヶ所だけ、ススキの背が低くて撮影できそうな場所がありましたが、低い三脚だと難しいと思います。
岩湧山の撮影メモ
山頂へは紀見峠駅または滝畑ダムバス停から
山頂へは南海高野線「紀見峠駅」または南海バス「滝畑ダム」から徒歩で登る必要があります。管理人は滝畑ダム方面からのぼり、紀見峠駅方面へと降りていきました。
以下のモデルコースだと、コースAになります。ダイヤモンドトレールの登山ルートとしては一般的です。
引用元:otent
滝畑ダム方面からの登山道は、大半が整備されていたため、歩きやすかった印象があります。


たびたび急な場所もありましたが、危険な場所はありませんでした。
ただし、山頂から紀見峠駅へと下っていく道には、整備されていない場所もいくつかあったので、通る際にはご注意ください。
なお、ダイヤモンドトレールの詳しいルートについては、南海電鉄が運営しているメディア「otent」が参考になるかと思います。
夕焼けを撮るならライトが必須
ススキと夕焼けを一緒に撮影するなら、ライトが必須です。
急いで降りても1時間以上かかるので、夕焼けを撮影してから下山すると、途中で周囲が真っ暗になってしまいます。

スマホのライトでもダメではありませんが、光量が強いとは言えません。バッテリーが切れると面倒なことが多いと思うので、別でライトを用意するのがおすすめです。
ライトは両手を空けられるヘッドライトが良いでしょう。安いものなら1,000~2,000円程度で購入できます。
ススキの状態を配信するメディアがない
ススキのリアルタイムの状態について、公式で配信している媒体がないので、SNSなどで調べる必要があります。
岩湧山まで登った人のなかには、XやInstagramなどで写真をシェアする人も多いので、検索すると見つかるかと思います。
まだ穂を広げていなかったり、状態が悪くなっていたりする可能性もあるので、事前にチェックしておきましょう。
岩湧山の作例










岩湧山の基本情報
住所 | 大阪府河内長野市滝畑 |
時間 | 散策自由 |
休日 | – |
料金 | – |
公式サイト | 河内長野市ホームページ |
アクセス | 南海バス「滝畑ダム」から徒歩約105分 南海高野線「紀見峠駅」から徒歩約150分 |
駐車場 | なし |