【2025】大阪でおすすめの藤・藤棚撮影スポット3選

葛井寺の藤棚
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桜が散ったあと、4月中旬ごろから見頃を迎えるのが藤の花です。藤の花は房状に垂れ下がる優雅な花。薄い紫色や濃い紫色が主ですが、白やピンクといった色合いのものがあるのも特徴です。大阪には、歴史あるスポットや公園など、色とりどりの藤の花が咲き誇るスポットが点在しています。

この記事では、大阪でおすすめの藤・藤棚撮影スポットをご紹介します。スポットごとの見頃の時期や特徴などをまとめていますので、大阪で藤・藤棚撮影を楽しめるスポットをお探しの方はぜひ参考にしてください。

大阪でおすすめの藤・藤棚撮影スポット3選

1.熊野街道信達宿 梶本家の野田藤|泉南市

熊野街道信達宿 梶本家の野田藤

「熊野街道信達宿 梶本家の野田藤」は、大阪府泉南市信達宿(しんだちじゅく)にある旧家・梶本家住宅の庭園に咲く藤の花。昭和53年(1978年)に、当時のご当主であった故・梶本昌弘氏が、自宅の庭に1本の野田藤を植えたのが始まりです。

昌弘氏が丹精込めて育て上げ、見事な藤棚へと成長。現在は「熊野街道信達宿藤保存会」や地域の方々が大切に維持管理されています。

熊野街道信達宿 梶本家の野田藤

例年、見頃の時期(4月中旬~下旬)に合わせて期間限定で一般公開されます。藤棚全体を覆うように咲き誇る藤の花が見どころ。 長く垂れ下がる紫色の花房が藤棚を覆い尽くす様は圧巻です。鑑賞台に登って、上から藤棚を見下ろすこともできます。

例年、公開期間中にはライトアップも実施されます。提灯に明かりが灯され、昼間とは異なる幻想的な姿を楽しめるのが魅力です。(ライトアップは20時まで)

なお、個人宅のお庭ですので、開催期間や時間、マナーは守りましょう。

2025年の開催は、4月20日(日)〜27日(日)です。

住所大阪府泉南市信達牧野1338(地図
時間10時~17時(藤まつり期間中のみ)
休日期間中無休
料金入場無料 / 藤の保存協力金100円(任意)
公式サイト熊野街道信達宿保存会ホームページ
アクセスJR阪和線「和泉砂川駅」から徒歩約8分
駐車場臨時駐車場 計200台

2.葛井寺|藤井寺市

葛井寺の藤棚

葛井寺(ふじいでら)は、大阪府藤井寺市に位置する歴史ある寺院で、関西屈指の藤の名所として知られています。千年以上前から咲き続けていると言われる藤の花は、春になると見事な花の滝となって境内を彩ります。

寺院の山号「紫雲山」も紫色の藤の花に由来。藤の花の房が垂れ下がった「下がり藤」の紋は葛井寺の寺紋でもあります。

葛井寺の藤棚

葛井寺の藤は例年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。この時期に合わせて「藤まつり」も開催され、多くの花見客でにぎわいます。

葛井寺には複数の種類の藤が植えられており、その多様性も魅力のひとつ。紫長藤、白藤を中心に、山藤、野田藤、赤藤も見られます。品種によって開花時期が異なるため、訪れる時期によって様々な藤の表情を楽しむことが可能です。

住所大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21(地図
時間8時~17時
休日
料金
公式サイト葛井寺公式サイト
アクセス近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩約3分
駐車場なし(コインパーキングを利用)

3.万博記念公園|吹田市

万博記念公園の藤棚

万博記念公園は、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地に整備された広大な公園。太陽の塔を中心に自然文化園や日本庭園など、さまざまなエリアで構成されています。

万博記念公園の藤は主に2つのエリアで楽しむことができます。最大の見どころは公園中央に位置する「平和のバラ園」を横断する約80メートルにわたる藤棚です。この藤棚は2019年に新設されたもの。毎年成長を続けており、白、紫、ピンクが混ざり合うグラデーションが幻想的な景観を作り出しています。藤棚の下を歩くと、まるで藤のカーテンの中にいるようです。

万博記念公園の藤棚

もうひとつの見どころは日本庭園エリアです。洲浜周辺に植えられた藤は、伝統的な日本庭園の景観と調和しており、和の雰囲気を取り入れた構図での撮影が可能となっています。

藤の見頃は例年4月下旬から5月上旬です。気候によって多少前後することがありますが、ゴールデンウィーク頃に最も美しい姿を見ることができます。

住所大阪府吹田市千里万博公園1-1(地図
時間9時30分~17時(最終入園 閉園の30分前まで)
休日水曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
※4月1日~5月2日まで・10月・11月は無休
料金大人260円、小中学生80円
公式サイト万博記念公園公式サイト
アクセス大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩約7分
駐車場あり・有料

まとめ

大阪には、美しい藤の花が楽しめる撮影スポットが点在しています。樹齢300年超の野田藤がある熊野街道信達宿、藤の寺の名を持つ葛井寺、そして広大な自然が広がる万博記念公園など、それぞれ異なる魅力を持った藤の名所があります。

藤の花の見頃は例年4月中旬から5月上旬頃。時間帯によって変わる光の表情や、風に揺れる花房の姿など、一日のうちでも様々な表情を見せてくれるのが魅力です。

ぜひこの記事で紹介したスポットを参考に、大阪でしか撮れない魅力的な藤の花の1枚を撮影してください。

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